奈良の伝説の筆師、藤井孝哉による細嫩光鋒最高級羊毛筆になります。柄を含む全てを原料から丹念に作り上げられており、完成度の高いお品となります。毛は約３０年程寝かされた皮付きと言われている原料から良いところだけをより分けられて、さらにそこからより分けられた毛だけを集められております。１本づつより分けたのではないかと思うほど超絶な技法により完成されております。羊毛筆は画像だけでは判断が難しく、見た目は同じでも製造工程と原材料で自命がかなり違ってきます。安価な羊毛筆は最初は使えますが毛切れが激しく長持ちはしません。今回の１本は私が直接藤井氏にお譲り頂き、説明を聞いております。手入れ次第で数十年使用になれるお品となります。毛を含む総丈 ３５センチ 水牛角ダルマ部分 １３ミリ 穂長 ８センチ（2022年 4月 14日 22時 07分 追加） ◎細嫩光鋒(さいどんこうほう)は日本長江下流地域のごく限られた地方の若い雄山羊のたてがみの毛の筆で毛先にも腰にも弾力があり毛先がやや細く透明なのが特徴です。◎柄の部分も奈良で製作されており、竹と水牛角との継ぎ目の段差がなく、竹の表面はなめらかで非常にきれいです。