このコンパクトなCDプレーヤーは、これまでにCDをプレイしたことがないのでは？　そう考えざるをえないほどに、まっさらなDENON DCD-F101。"美品"です。外見よりも、むしろ内面が美しい。 【整備状況】 トレーが開かないということで引き取りましたが、伸びきったベルトが外れていただけでした。 さて。気をとりなおして清掃に取りかかります。2005年製ということで、どれほど汚れているかと身構えていましたが、クリーンさに驚きました。使われていなかったのではないかと想像した根拠について、写真で示します。 ①キズ、こすれの見当たらない、まっさらなCDトレー。 ②CDメカを留めるネジの輝き。円盤もまっさらで、回ったことがないようにさえ見えました。 ③絶縁プラ板の透明度。通電していたら、トランジスタ－の裏側あたりが変色してくるものなのに。 ④本体を支える４本の脚。滑り止めのゴムは、糸くずがついたり、よじれたり、取れていたりするものなのに、このきれいさ。 ずっと使われないでいて、いざ通電してみたらベルトが伸びきって外れていた。・・・そんなところでしょうか。 エアダスターで、ほこりが飛ばないことを確認。メカをバラし、グリスの除去と塗り直し。ピックアップレンズを磨いて、組み直し。円盤の回転のブレを微調整して、そっと天板を閉めました。 小さくてもDENON。 一両日、CDを聴いていますが、音質は良好です。トレーの出し入れもキビキビしていて心地いい。出品中のアンプ、UPA-F10で聴いています。このアンプの音も好きです。 【同梱品】 取扱説明書がつきます。 W250×H81.5×D260 2.6kg https://av.watch.impress.co.jp/docs/20020626/denon.htm ※ハーフミラー液晶の両サイドにくすみが見えているのが気になり（１枚目の写真をご参照ください）、翌日、改めてバラしました。 しかし、粘着剤の痕なのか、そこはいかんともしがたく。ボタン類の清掃をした後で組み立て直しました。 フロントパネルにもほこりの混入がなく、あきれるほどきれいでした。使用感を感じられず、この商品は「買い」だと思いました。